mixi日記ログ 2



●香港版西遊記(VCD) 2007年10月22日


ディッキー・チョン演じる悟空が猛烈にツボな香港版西遊記。
TVB版(1996年放映)

http://global.yesasia.com/jp/PrdDept.aspx/aid-11413/section-videos/code-c/version-all/pid-1003971064/
VideoCDは無事、うちのHDD/DVDデッキにて再生できました。
字幕は中国語(繁体字)。言語は北京語・広東語。

ところが、二カ国語放送を音声切り替えしようとしたら、なんでか、何度やっても音声がダブってしまい、猛烈に焦ったわたし、「北京語と広東語同時にしゃべってるでつよ!!ありえねー!せめてどっちか片方にしやがれ!!ふざけんなァ!」とぶちきれ。 …なんでかわからないけど、今日になって改めて音声切り替えしてみたら、ぬあんと。何事もなかったかのように言語切り替えができたというオチにて。
…なんで?なんでなの?なにがいけなかったの?同じボタン押したんですけどセンセェーーーーッ!!

結局二日ほどダブル音声のまま諦めて見てた私はまるで莫迦。やかましさ二倍、どっちも猛烈な勢いでまくしたてられ正直気が狂いそうだったのに…愛が強すぎるのがいけなかったのだろうか…げふげふ。

怖かった字幕のほうですが、原作熟知してるおかげでやっぱりなんとなく展開が読めました(序盤は)。ついでに日本人に馴染みのある(あるいは想像のつく)漢字が多く混じっているので(もちろんなんじゃこりゃ?っつう文字もあるが)、3割…くらいは想像交えて読み取れます。あと、呼びかけや名前は判るので流れがつかめればそれほど混乱もせず見てられます。
難点ひとつ。音楽を重要ポイントに置く私としては、OPを超絶省略しまくっている仕様に壮絶腹を立て中。とても好みなんだが。ふつー全部省略するかOPをさァ。
ディスクの最初くらいは残さないか?しかもEDもないんだぜ。わからん…

さておき内容は楽しいです。老孫(=孫さま)最高です。ついでにこんなのも買って、違いを見比べてました↓
(原題「斉天大聖・孫悟空」2002年)

http://www.amazon.co.jp/%E8%A5%BF%E9%81%8A%E8%A8%98-DVD%E7%AE%B1-%E5%85%B6%E3%81%AE%E5%BC%90-%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%81%E3%83%A7%E3%83%B3/dp/B000244R5S/ref=pd_sim_d_3_img/503-7920335-2563961?ie=UTF8&qid=1193028263&sr=1-1
こっちは日本語訳が出てる香港&台湾版西遊記。俳優は一緒でも内容がぜんっぜん違うので注意。(ついでに悟空の衣装が大分不満><)
吹き替え悟空は山口勝平声。犬夜叉だと思ってもらえば間違いなし。そしてこっちの悟空の方が猛烈にガキで意地っ張り(原作は決してそんなことはない。見栄っ張りではあるが)。オリキャラ出まくりでストーリーも原作とかけはなれ、なんとも恐ろしいことに悟空に天界人の恋人が居るというスゴイ設定。しかも出てくる女が全部三蔵通り越して悟空に恋慕ばかり。うわあーありえねー…。(普通は三蔵法師にいくだろう普通は)
まあ別物と笑って観る分には大変面白い。ただやっぱり、TVB版(1996年)悟空がかなり原作忠実度が高い&とても可愛いカッコイイんで、そっちを先に日本語訳して欲しかったと歯噛みすることしきりでありんす。ので自分で訳すことになるんだな…orz

そんな訳で、しばらくmixi日記は西遊記日記と化します。他に書く場所なくて寂しいやつなのよ…なまぬるく放置してくだされ友人知人諸氏。


●TVB1西遊記つれづれ 2007年10月24日


ほんのちょっぴり慣れてきました。広東語。
斉天大聖→サイティンタイセイ?八戒→パッカイ?
字幕の繁体字(中文)が日本人には読めないのが混じってて、対、っていう字が封に似てたためしばらく意味不明だった。やっと判った単語がひとつ。「対不起(申し訳ない)」。やれやれ、yahoo翻訳しようにも漢字も読めないときたもんだー。焦らずひとつずつ。
しかし発音の厳密さに関しては広東語って北京語にも増して壮絶に手ごわいらしいので、ヒヤリングはなあなあで諦めるしかない。気が済んだら北京語吹き替えモードにして(声がやや気に食わないのだが)地味に勉強しよう。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%83%E6%9D%B1%E8%AA%9E
(広東語ウィキ)字幕は北京語対応のようです。つか表記も違うのかよ。方言じゃないの?
http://wisd.co.jp/gakuin/tuujinai.html
(広東語は何故通じないか)

実は私、大閙天宮よりは取経編(特に三蔵一行が勢ぞろいしてから)の方が好きなんで、いきなり5話くらいから見てます。故にいまだに最初の方は見てません。昨日ちょっとだけ確認したら、悟空がドラゴンボールの大ザルVerみたいになってて大笑い。しかもシッポ切られて子ザル(元の姿)に戻る所まで同じ。1996年放映だからドラゴンボールの方が先だよね…?ま、いっか。
ちなみに悟空は紅孩児にやられて弱ったときもちっちゃい子ザルに戻った。原型は子供かよ!?800歳過ぎてもお子さま!?

ちなみに、こちら↓の説明での「八戒への愛情が、日本人ならドン引きしそうな勢いで炸裂」というのが理解できた。
http://homepage2.nifty.com/okonomiyakidoukoukai/junkbox/saiyuki.html
悟空が破門されて一行から外れた後、八戒が主人公(笑)でDisc2枚分(丸2話、3時間超)、悟空が全く欠片も出てこないまま延々妙なオリジナル話が展開したのには確かにドン引き!!八戒のダメっぷり本領発揮で大変面白かったですが…いくら何でもこのひいき…ッ!中国人はそんなに八戒大好きなのか…(大笑)
ついでに悟空の(一度目の)破門にいたる経緯は大変出来がよく、思わず正座して握りこぶしで見守ってしまいました。
マチャアキ悟空のときも破門の下りは悟空が気の毒で堪らんかったが、こちらは大変忠実に原作を反映しつつ、更に悟空の可哀相さ(&けなげさ)加減がレベルUP!理不尽さが一層真に迫ります。特に八戒が余計な讒言をする処なんて俳優の演技が大変巧くってブラボー!きーッ!!
この破門事件は、全くの誤解(冤罪)+八戒の悪意(笑)。「悟空を破門する→結果として三蔵がひどい目に遭う」っていう図式そのものが如来から与えられた試練(81難)なので観音はギリギリまで助けてくれないのだったorz
しかもどうも、その誤解が解けないままなしくずしに仲直りして破門を解いてませんか…??誤解だったんだよ??そこんとこははっきりしとこうよ…!!ねェお師匠さまァ…!

http://mixi.jp/view_diary.pl(略)
での悟空破門事件は2度目の破門。こっちは単に悟空がやりすぎで強盗をぶち殺したせいで三蔵の逆鱗に触れた。

…ところで、ぜんぜん関係ない話。

Drから教えてもらったんですが、ハリポタ界は今大騒ぎなんだって??
「ダンブルドア先生はゲイだって原作者が公言した」って…。
なんか…なんつうか、…もうどうでもいっか…(汗)ググる気力もない。


●TVB(香港版)西遊記2 2007年10月25日


TVB西遊記2。
1話のつもりで特典Discをデッキに入れ、しばらく首を傾げた阿呆です。役者交代だっつうからどんなもんか雰囲気だけほんのちょっとかじり見。

悟空役がディッキー・チョンからベニー・チャンに替わって作られた1の続編(1998年)。「出演料けちって役者逃がすんじゃねーTVB!」と某所で罵倒されてましたが、…罵倒したくなる気持ちはよく判った。

どこに予算をつぎ込んでるんだ莫迦かあんたらは!!

どうも勢いに乗って妙なスイッチ入ったっぽい(1が好評だったから?)。1のときの、チャチくさくとも地に足ついた感触のセットや特撮、CGとはうって変わって「これでもかー!」といわんばかりの成金気味な特殊効果。しかも大金はたいてる処が大概どうでもいい場面だったり(※)。
あ、いや、確かに、1のときから、かなりどうでもいい場面に力入れてたけどさ。早送りしたくなるような妖怪たちの身の上話とか…(笑)しかしそんなのとはレベルが段違いです。

※冒頭で悟空が大ザルに変身して長安の都を荒らしまわる(ゴジラか)処、随分豪勢な長安ミニチュア作ったようなんですが、マジろくな場面じゃな かった。天界の人たちとの対戦はまるきりスターウォーズCGだし。これで本当に出演料のせいでディッキー逃したんだったらそら怒るよ。 この妙なハイテンションで思い出した。昭和の、日本TV版の西遊記1→西遊記2。
八戒が西田敏行から左とん平に交替して一部では大ブーイングだったが、実は中身も非常に特撮チックに変わってて、ネッシー(!)みたいな怪獣 とSF大合戦やらかしてくれて、しょっぱなから大分目を疑いましたからね。もしかして続編てテンション高すぎ? 大丈夫かスタッフ??と聞きたくなった。

えーと、文句ばかり言ってしまったけど、ごめん。ちゃんと楽しんで観ます。
しかしやはり、ディッキー悟空があんまり素晴しかったのでどうしても比較してしまって、動きがどんくさいとか(一応とんぼ返りとか易々するんですよ!なのに!)棒回しがいまいちとか、随所に無理してるっぽい雰囲気が^^;ごめんなさいベニー。貴方が悪いんじゃない、ディッキーがすごすぎたんです。
そう!!ディッキー悟空は表情一つとっても「孫さま!」なのです。超絶に俺さま仕様だけど全然嫌味じゃない。猛烈に強いまっすぐな視線が本物の悟空のよう。(ベニー悟空は、すぐ困った弱り顔しちゃうのが良くないと思うんだな…)
すばしこくて常にちょろちょろ動き回り、机には飛び乗る、椅子にも黙って座らず必ず飛び越える、不遜にも仏像を枕にして寝転がる、そういった細かい仕草がいちいち可愛い、冗談抜きで子猿のよう。棒回しは神業。しかも金箍棒が地面につくときの重そうな音がすごくイイ(これは音響を褒めるべきか)。これでストーリーが原作通りの展開になってくれるともう感激。(オリジナル展開も多いし面白いけどね^^;)

…惜しむらくは、同じディッキー悟空なのにもう一方の香港台湾合作ver.の「斉天大聖・孫悟空」はイマイチ^^;やっぱりシナリオの悟空の性格付け(位置づけ)がダメなんだな。しかも山口勝平声+勝気な恋人のおかげで悟空が「モテモテ犬夜叉」に見える(妖怪だし!)。
だからやっぱりTVB西遊記。なんとかして日本語に訳されてDVDで発売して下さい。1だけでいいから、よろしく。
…てこういうの、どこに要望書出せばいいんだろう。うーん…。復刊ドットコムみたいのが香港映画でやってないかなー。ありそうなんだけどなー。

で、落ち着いたところでゆっくり5話くらいから(!)巻き戻しつつゆっくり毎日訳していこうかな。と。ねちねち。