◆5巻(第41回〜第50回)



◆第41回 (08/11/12更新)

 萌え突っ込み満載の「火雲洞」紅孩児の回。まずはここを置いて他にあるまい。

 実は、この回、全100回中ほとんど唯一、といっていいくらい、悟空がこてんぱんに負けて始まる。
 谷川におちて仮死状態の悟空を悟浄が拾い上げて悔し涙、というのがまず萌えなのだがww
このあと息をふきかえした悟空が開口一番「お師匠様!」と叫んだものだから、悟浄うっかりぼやいちゃう。

「師兄! あんたは生きてるときも師匠、死んでからも師匠だなあ。さあ目をさましてくれよ。おれたちここにいるんだよ」

悟空が、自分たちを見ず師父のことしか心配しないことに耐えかね、つい己の存在を主張する悟浄ww
うおお。萌えるだろ。
さらに、悟空がいかに師父のことしか考えてないかってとこにも注目。普段面と向かっては相当毒を吐いているくせに、ほんとは猛烈に心配なわけか。ツンデレめ!(笑)

さて、このあと悟空はボロボロなもんで八戒に頼み事をして珍しく悟浄と留守番。が、結局八戒がしくじってしまい、悟空が無理に出ようとすると悟浄が横から止めに入る。

「師兄は腰が痛いというのに、またも八戒のためにおしごとだなんて。今度はわしがいくよ」

生真面目で熱いなあ悟浄。うっとり。しかもあなた、仮にも二師兄は呼びつけですよ。けれど悟空は「おぬしじゃつとまらんよ」と制止、「やっぱりおれさまが行こう」とヨロヨロおでかけ。悟浄しょんぼり。
この台詞に限らず悟浄は八戒をたびたび呼びつけにし(兄貴と呼ぶときもあるが)、悟空だけを師兄と呼ぶ。この態度の違いがさりげなく萌えなのだ。残念ながら、ドラマや他の訳だと八戒も悟空も同じように兄貴と呼ぶので違いが判らなくなっているが。


◆第42回 (08/11/12更新)

続き。
そのあと八戒を助けられなかったのに紅孩児を巧くだまくらかして「気分爽快だ!」とゲラゲラ笑いながら戻ってくる孫さまがゴーカイだが、悟浄は「そんなくだらんことで笑ってる場合か師兄」とびしっとたしなめる。悟浄カッコイイ。悟空は「わかったわかった」とにこやかに仕切り直す。そんな風に、実は悟浄はすごく頻繁に、しかも上手に悟空をたしなめるシーンがある。
ちなみに三蔵はたしなめるというよりは文字通り「叱りつける」ので、当然孫さまはかなりの割合でご機嫌を損ねてしまう…なにかと噛み合わない悟空と三蔵…ww

さて、ゴーカイといえばこの回のみどころは、なんといっても観音菩薩さまのゴーカイさ
悟空が説明してたら、いきなり持ってた浄瓶をぶんなげてしまったり(悟空はビックリ、たじろいだ)、口を開けば「この莫迦猴め!」だの「ろくでなしめ!」だの悟空をののしりまくる悪態のすごさ。悟空では持てない重さのその浄瓶をわざと持たせようとしたり、たからものを貸すかわりに、「なにかかたになるものを置いていきなさい」と悟空を試し、しぶる悟空をどなりつけたり。おそらく此の段階ではあまり悟空を信用していなかったのだろう、後半に比べると彼女の態度が随分高飛車なのだ。
もちろん最終的には助けてくれるが、なかなか一筋縄では動かせない観音さま、というイメージが強い回。悟空もはじめっから白旗状態。むろん、なんだかんだとくだらん茶々を入れたり文句つけたり、と目一杯図々しい孫さまも笑える。
なお紅孩児の回はこの次の43回まで。つづいてすぐに黒水河へと話は移る。